アトピー性皮膚炎 顔面部・腕・首 (反応点治療研究会症例集)

 原因のアレルゲン、それらと感染や代謝、疲労、ストレス、皮下の構造などを考える。このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会がアトピー性皮膚炎について、東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

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かゆみが治まり、睡眠不足も解消

30代 女性

初回
約1年前にオイルマッサージに通ってから、全身に湿疹が現われる。その後、皮膚科にも通うが、かゆみが治まらず、色素沈着も気になるということで、当院を受診。
仕事も忙しく、睡眠時間が取れないことに加え、かゆみでよく眠れていない。生理不順、便秘、慢性的な鼻炎もあり。週1回の治療とセルフケアを開始。

3回目
かゆみが和らぎ、睡眠が取れるように。特に「治療当日は、とてもよく眠れる」と言う。かゆみと湿疹は、首回り、腕、足(ふくらはぎ)、局所的に限られている。筋緊張の強い部位や関節周りに、湿疹も見られ、皮下へ細かく刺鍼し、皮膚と筋肉のつっぱりをとった。

5回目
生理時に少し落ち込みはあったものの、肌の悪化はなかった。「夜かゆみで起きることがなくなった」と喜ばれる。次の生理のことを心配されるが、下腹部の反応点は良好であることを伝えると安心された。

9回目
今月も生理があったが、いつものように落ち込んだり、身体のだるさがなかったと、身体が変化してきていることを実感される。頬に赤みが出たようだが、セルフケアで治まる。睡眠も維持できている。

治療のポイントと反応点の状況
頭部では、鼻と内耳、腹部では、肝臓、小腸、大腸、子宮などが顕著であった。

治療の経過と感じたこと
アトピーは見た目の皮膚症状もさることながら、かゆみもつらい症状の一つである。炎症を悪化させないために掻かないように注意していても、夜間寝ている間に掻いてしまい、さらに炎症やかゆみを助長させる。結果、睡眠も浅く、炎症の修復も妨げられていたと思われる。
皮膚症状に対する局所的な治療に加え、炎症時に関わるとされる肝臓、生理痛を引き起こす子宮の反応点にも治療に重点を置いた。全身の状態と皮膚症状が落ち着くことでかゆみも抑えられ、さらに睡眠の妨げになる平衡感覚器を整えたことで、深い睡眠につながり、身体の回復力は増したと思われる。全身治療の重要性を感じた。

反応点治療研究会
芦屋市 SORA鍼灸院 森川真二
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| SORA鍼灸院 森川真二 | 17:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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のぼせと冷えのつらいアトピー


20代 男性

初回
大学受験時にアトピーを発症。一度はステロイド治療で治まったが、大学で一人暮らしを始めたときに再発した。皮膚科による治療も治まらず、就職活動が始まりさらに悪化した。頭部からは浸出液、顔の赤みとほてりがひどく、逆に下半身は冷え、足が痙攣したり、足先が氷のように冷たいと言う。外出困難で、日常生活もままならない状態になり来院した。
ほてりや炎症の強い頭部では鼻と耳に、冷えのある下半身では肝臓、小腸、大腸といった消化器に反応点が強く見られた。
1か月後にある内定式に向けて、週2回の鍼灸治療と毎日のセルフケアを続けていくことに。

4回目(10日後)
全身に見られた症状の改善ぶりを語るように「ここに通いだして調子が良いです」とのこと。内臓反応点の回復には時間を要するが、こわばりのある皮下への鍼は瞬時に皮膚のつっぱりを和らげ、治療の都度「体が軽くなる」と喜ばれた。足の緊張も和らいできた。

7回目(20日後)
顔の赤みとほてりは残るものの、身体全体の湿疹が治まってきた。足が痙攣したり、冷えで眠れないということも無くなった。内定式に参加するため、東京へ向かわれた。

16回目(3か月後)
内定式出席後に悪化。治療間隔が空き、湿疹は良くなったり悪くなったりをくり返した。多忙、睡眠不足、ステロイド外用薬を控えたこともあり、皮膚の状態もやや停滞した。内耳、肝臓の反応点も回復に時間を要した。

23回目(5か月後)
皮膚感染症の疑いがあり、近くの病院にて集中治療。強いステロイドを集中的に使用することで、全身の炎症がすっかり治まる。病院での標準的な治療も加わり、状態は安定。外用薬の効きの悪い部位の循環を促し、内臓反応点を治療することでその機能を高めた。

30回目(6か月半後)
就職が東京に決まり、最終の治療となる。多少の波はあるものの肌の状態は良い。頭のほてり、足の冷えもほとんど感じなくなり、痙攣はない。その後の様子を伺うが、維持できている様子である。

治療のポイントと反応点の状況
アトピーの皮膚症状よりも、まずは身体の状態を高めることに重点を置いた。反応点が強く見られたのが、内耳、肝臓、小腸、大腸などである。大腸の反応点が強いときは、便秘も訴えられた。それらが回復するに従い、全身の症状も落ち着いた。

治療の経過と感じたこと
全身のアトピー症状に加えて、頭のほてり、足の冷えのつらさが、手を触れるだけでも感じられた。足は筋緊張も強く、まずはその筋膜を緩め、さらにその原因となる腹部の内臓反応点を治療することで改善できた。頭のほてりは、頭部付近の反応点を治療するも、皮膚の炎症もあってなかなか思うように回復しなかった。結局、強いステロイドを使用することで、顔の皮膚の炎症は抑えられ、その後ぶりかえすことはなかった。かつては効かなかったというステロイドが効いたのは、鍼灸で体液循環を整えていたことが、功を奏したのではないかと思う。標準治療、鍼灸治療、どちらの必要性も感じた症例であった。

反応点治療研究会
芦屋市 SORA鍼灸院 森川真二

| SORA鍼灸院 森川真二 | 16:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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子育ての忙しさに悪化したアトピー

30代 女性

初回
結婚、出産後、子育てに忙しく、アトピーが悪化。ステロイドを使った標準治療を行なっていたが、薬を止めるとまた肌が荒れてくるというくり返し。他にも、立ちくらみや耳鳴り、肩こり、慢性的な鼻炎など、満身創痍。皮膚は全体的に乾燥気味、首周り、肘裏などは、炎症も目立った。

2回目
はじめての治療後は少しだるさを感じ、コリも部分的により感じるようになった。前回より刺激量を調節し、部分的なコリをとるようにした。内臓の反応点には印をつけ、セルフケアもできる範囲で頑張ってもらうことにした。

3回目
皮膚の赤みや乾燥が、随分改善した。コリも他の部分を感じるようにはなったが、以前と比べると楽になっていると喜んでいた。引き続き、週1回の通院と、セルフケアを勧めた。

9回目
傷への消毒薬の使用時や、生理の時など、一時的な悪化はあったものの、全体的に改善している。コリもそれほど訴えなくなり、耳鳴りもあまり感じなくなってきている。しかし、次回の予約日にキャンセルし、それ以降、来院していない。

治療のポイントと反応点の状況
症状も多岐にわたることから、毎週の全身治療とセルフケアを促した。特に反応点を感じたのは、鼻、耳、肝臓、小腸、下行結腸。また、首肩や肘といった関節周りの筋緊張と皮膚のつっぱりをとることで、皮膚の循環もよくなり、肌の改善にもつながったと考えられる。

治療の経過と感じたこと(感想)
慢性的なアトピーの治療は、根気も必要である。比較的早くに効果がみられたことから、さらなる改善を期待したが、治療が途絶えたことが残念に思えた。現状に納得されたのか、もしくは悪化してあきらめたのか、本意はわからなかった。後者であれば、短期間の症状の変化ではなく、長期間での変化を見れば改善していることは明らかであったので、そこに注目してもらい希望をもってもらいたい。きちんと治療を継続するよう話しておくべきであった。

反応点治療研究会
芦屋市 SORA鍼灸院 森川真二

| SORA鍼灸院 森川真二 | 12:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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