アトピー性皮膚炎 顔面部・腕・首 (反応点治療研究会症例集)

 原因のアレルゲン、それらと感染や代謝、疲労、ストレス、皮下の構造などを考える。このブログは原因を根本から追求する反応点治療研究会がアトピー性皮膚炎について、東洋医学の鍼灸治療(しんきゅう、はりきゅう)の症例を紹介します。右下のリンクも合わせてご覧下さい。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

のぼせと冷えのつらいアトピー


20代 男性

初回
大学受験時にアトピーを発症。一度はステロイド治療で治まったが、大学で一人暮らしを始めたときに再発した。皮膚科による治療も治まらず、就職活動が始まりさらに悪化した。頭部からは浸出液、顔の赤みとほてりがひどく、逆に下半身は冷え、足が痙攣したり、足先が氷のように冷たいと言う。外出困難で、日常生活もままならない状態になり来院した。
ほてりや炎症の強い頭部では鼻と耳に、冷えのある下半身では肝臓、小腸、大腸といった消化器に反応点が強く見られた。
1か月後にある内定式に向けて、週2回の鍼灸治療と毎日のセルフケアを続けていくことに。

4回目(10日後)
全身に見られた症状の改善ぶりを語るように「ここに通いだして調子が良いです」とのこと。内臓反応点の回復には時間を要するが、こわばりのある皮下への鍼は瞬時に皮膚のつっぱりを和らげ、治療の都度「体が軽くなる」と喜ばれた。足の緊張も和らいできた。

7回目(20日後)
顔の赤みとほてりは残るものの、身体全体の湿疹が治まってきた。足が痙攣したり、冷えで眠れないということも無くなった。内定式に参加するため、東京へ向かわれた。

16回目(3か月後)
内定式出席後に悪化。治療間隔が空き、湿疹は良くなったり悪くなったりをくり返した。多忙、睡眠不足、ステロイド外用薬を控えたこともあり、皮膚の状態もやや停滞した。内耳、肝臓の反応点も回復に時間を要した。

23回目(5か月後)
皮膚感染症の疑いがあり、近くの病院にて集中治療。強いステロイドを集中的に使用することで、全身の炎症がすっかり治まる。病院での標準的な治療も加わり、状態は安定。外用薬の効きの悪い部位の循環を促し、内臓反応点を治療することでその機能を高めた。

30回目(6か月半後)
就職が東京に決まり、最終の治療となる。多少の波はあるものの肌の状態は良い。頭のほてり、足の冷えもほとんど感じなくなり、痙攣はない。その後の様子を伺うが、維持できている様子である。

治療のポイントと反応点の状況
アトピーの皮膚症状よりも、まずは身体の状態を高めることに重点を置いた。反応点が強く見られたのが、内耳、肝臓、小腸、大腸などである。大腸の反応点が強いときは、便秘も訴えられた。それらが回復するに従い、全身の症状も落ち着いた。

治療の経過と感じたこと
全身のアトピー症状に加えて、頭のほてり、足の冷えのつらさが、手を触れるだけでも感じられた。足は筋緊張も強く、まずはその筋膜を緩め、さらにその原因となる腹部の内臓反応点を治療することで改善できた。頭のほてりは、頭部付近の反応点を治療するも、皮膚の炎症もあってなかなか思うように回復しなかった。結局、強いステロイドを使用することで、顔の皮膚の炎症は抑えられ、その後ぶりかえすことはなかった。かつては効かなかったというステロイドが効いたのは、鍼灸で体液循環を整えていたことが、功を奏したのではないかと思う。標準治療、鍼灸治療、どちらの必要性も感じた症例であった。

反応点治療研究会
芦屋市 SORA鍼灸院 森川真二

| SORA鍼灸院 森川真二 | 16:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT